おまとめローン審査について徹底解説!

おまとめローンは複数の借入を一本化することで毎月の返済の負担を減らすことを目的としたカードローンの一種のことを指して使う言葉となっています。

うまく利用できれば目的の通り毎月の返済の負担を減らすことが出来ますが、実はとても難しい金融サービスとなっており、利用方法を間違ってしまうとかえって苦しい状況になってしまうことにもなってしまいます。

このサイトではおまとめローンについて良い面や悪い面を含めて解説していくことを目的としています。お付き合いくだされば幸いです。

おまとめローンの審査について解説

おまとめローンの審査もカードローン審査同様以下の項目が重要視されます。

・年収

・勤続年数

・勤務先の規模

・雇用形態

・他社借入件数

・他社借入額

おまとめローンがカードローン審査と決定的に違うのは、カードローンの借入審査においては他社からの借入がない前提でするのに対し、おまとめローンは他社からの借入があることを前提で審査するという点です。

通常のカードローン審査において、他社からの借入は基本的に大きく審査にマイナスとなります。他社の借入は自社の利益にはならず、また自社の返済への可能性を低めるためです。

ところがおまとめローン審査においては他社の借入はそのまま自社の借入、すなわち利益となりますので他社からの借入は必ずしもマイナス材料にはなりません。

必ずしも、と申し上げたのは他社からの借入がマイナス材料となる場合もあるからです。

具体的に言うと、3社以上の借入があるとマイナス材料となり、4社以上の借入があると審査通過は厳しくなります

借入額は多くの場合それほど問題にはなりません

一般的な感覚ですと借入額の方が問題になりそうですが、仮に

Hさん

A社から100万円

B社から120万円

計2社 220万円

Yさん

C社から30万円

D社から40万円

E社から10万円

計3社 80万円

という2人がおまとめローンの審査を受けた場合にはHさんの方がはるかに審査通過の可能性は高くなります。

年収や勤務先情報などはありませんが、YさんよりもHさんの方がおまとめローンというサービスにおいてははるかに評価が高いと言えます。仮にYさんの方が年収が高かったとしてもHさんの方がおまとめローン審査には通過しやすいと言えるでしょう。

借入額だけ見るとYさんの方が少ないですが、借入件数はYさんの方が多い。

一件Yさんの方がお金を貸しやすく思えそうですが、おまとめローンにおいては一件の借入につきどれぐらいの貸付があるかという点が重要になってくるのです。

カードローンの借入上限額は、与信スコアリングと呼ばれる評価機能によって決まることが知られています。年収や勤務先、借入情報や借入後の返済状況などを判断材料に、スコアリングが高ければ高いほど借入上限額は高くなっていく仕組みになっているのです。

先ほどのHさんの例を見ますと、A社は100万円、B社は120万円以上の借入上限額があることになります。この点において金融機関が下す判断は、2社がそれぞれ100万円を超える上限額を設定するほどにHさんのスコアリングは高いというものになります。

一方のYさんの例を見ますと、借入額の最高額が40万円となっています。カードローンはその性質上借入限度額であれば何度でも借入ができるため、おまとめローンの審査においては現在の借入額を上限額とみなすのが一般的ですので、Yさんは最高でも40万円の上限額であるという風に評価をします。

Hさんは120万円の借入上限額を得られるスコアリング

Yさんは40万円の借入上限額を得られるスコアリング

どちらがより高い審査通過率になるかは明白です。

Hさんにおまとめローンの貸付を行えば、それはそのまま自社の利益に結び付く確率が高いと言えます。

少々長くなりましたが、これが「必ずしも」という部分の説明になります。

以上のようにおまとめローンの審査は通常のカードローン審査よりも難しく、おまとめ後の金利によっては損をしてしまうこともあるため申し込みをする金融機関は慎重に選ぶ必要があります。

おまとめローンに関するQ&A

 

おまとめローンに関してよくある質問と答えをまとめていきたいと思います。

 

Q:おまとめローンは総量規制の対象にならないの?

A:おまとめローンは総量規制の対象になることもありますが、例外的に認められています。

総量規制というのは、2009年の第三回改正貸金業法の施行の際に盛り込まれた条項で、貸金業者が貸付を行う際に借入希望者の年収の3分の1を超えてはならないという規定のことを指します。

貸金業法は貸金業業者を対象としており、信販会社、クレジット会社、消費者金融による貸付は対象になる一方銀行による貸付は貸金業法ではなく銀行法の対象となるため初めから総量規制の影響は受けません。

また、貸金業者によるおまとめローンも総量規制の対象にはなるのですが「顧客に一方的に有利な貸付」という総量規制の例外にあたるため総量規制によって禁止されることはありません。

おまとめローンのメリット・デメリットって?

後述するように、おまとめローンはうまく使わないとかえって損をすることにもなってしまうため、利用する際はメリットは勿論デメリットも知ってから利用したいものです。

おまとめローンのデメリット

おまとめローンには以下のようなデメリットが考えられます。

・悪徳業者にひっかかってしまう可能性がある

・金利が高くなってしまう可能性がある

・総返済額が増えてしまう可能性がある

これらはすべて可能性ですので、きちんと金融機関を選ぶことで回避することが十分に可能となります。

1つづつ見ていきましょう。

悪徳業者にひっかかってしまう可能性がある

金融商品全般に言えることですが、悪徳業者にひっかかってしまう可能性は捨てきれません。

人間は追いつめられると冷静な判断力をなくしてしまいガチです。

近年おまとめローンに関する詐欺は増えており、手口は以下のようなものが知られています。

 

手口はこうです。申し込みをしてきた債務者に対し、まず、債務者の信用を調査する必要があるという理由で、債務者が借金をしている貸金業者とは別の貸金業者から借金をするよう指示されます。そして、借りることができたら、それを証拠金として詐欺業者に送金するように指示されます。債務者からの送金が確認できたら、信用があることが確認できるので、正式に融資を実行する、その際、送金した証拠金も返金すると言うのです。たとえば、2社から50万円ずつあわせて100万円を借りてきて、それを証拠金として送金してほしいなどと言われます。債務者がそれを実行して、融資を求めようと電話をかけると、もう電話は通じなくなっています。

 

引用元:https://allabout.co.jp/gm/gc/63110/

こういった事態を避けるためにもおまとめローンを選ぶ際には知名度と信頼度の高い金融機関を選ぶことが何より重要になってきます。

 

金利が高くなってしまう可能性がある

元の借入が17%だったのに新しい借入が18%だった場合は金利が高くなってしまいます。

ただ、この点と次の点は必ずしも100%デメリットという訳でもなく、おまとめローンの本質が月々の返済の負担を減らすという点にある以上仮に金利が高くなっても月々の返済額が減る場合はおまとめローンを申し込む価値があると言えます。

例えば

A社から50万の借り入れ 金利18% 月の返済額13000円

B社から50万の借り入れ 金利15% 月の返済額10000円

をおまとめして

C社から100万円の借入 17% 月の返済額15000円

という風になった場合、金利の平均額は上がってしまっていますが、月の返済額は少なくなっています。

*数字はあくまで適当に出した数字です。あらかじめご了承ください。

この場合、必ずしも金利が高くなることがデメリットと言えないのがわかると思います。

総返済額が増えてしまう可能性がある

前項の例をそのまま引き継ぎますと、A社B社からの借入をC社におまとめしたことで月々の返済額は減りましたが、返済回数及び返済期間は伸びるため総返済額は増えてしまう可能性が非常に高くなります。

この点も難しい所で、それでも月々の返済が楽になる方を選択するのかどうかという判断が重要になってきます。

以上のように、おまとめローンは損得の基準が難しく必ずしも得する訳ではありませんし、必ずしも損をするわけではありません。

利用する際にはよく考えてから申し込みをするのが良いでしょう。

おまとめローンのメリット

デメリットの次はメリットを見てみましょう。

・月々の返済額を減らすことが出来る

・返済日を統一することが出来る

・より低い金利で借入ができる可能性がある

・借入総額を減らすことが出来る可能性がある

上二つは高い可能性、または確定の項目で、下2つはうまくいくと可能になる項目と言えます。

1つづつ見ていきましょう。

 

月々の返済額を減らすことが出来る

おまとめローン審査に通過するとかなり高い確率で月々の返済額を減らすことが出来ます。

もしもおまとめローンを利用する際に月々の返済額が減らない場合は利用を考えた方がよいでしょう。

デメリットの項でも説明した通り、返済総額が増えたり金利が高くなったとしても月々の返済額を減らせるという点にこそおまとめローンのメリットがあります。おまとめローンは、現在返済の負担が大きくて困っている際に利用するべき金融サービスだと言えるでしょう。

返済日を統一することが出来る

こちらは確実に享受できるメリットと言えます。

複数の借入をしていると、返済日の違いに苦しむということはよくあります。気が付くと返済期日に遅れてしまい、信用度は落ちるは遅延損害金は支払わねばならなくなるはでさらに状況が悪化するということもあるため、返済日が統一されるだけでも大きなメリットを得られると言えるでしょう。

より低い金利で借入ができる可能性がある

現在18%でしている借り入れが14%での借入になれば負担は大幅に減ります。

借入総額を減らすことが出来る可能性がある

必ずしもそうであるとは言えませんが、金利が低くなれば借入総額を減らすことも可能となります。

そのようなメリットを享受できるかどうかは借入をする金融機関に大きく左右されるため、カードローンの借入以上に金融機関選びが重要になるのがおまとめローンだと言えるでしょう